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今どきの大学薬学部 薬剤師国家試験について

今どきの大学薬学部 薬剤師国家試験について

2024/03/13

今どきの大学薬学部 薬剤師国家試験について

今年の2月に実施された薬剤師国家試験ですが、109回目だそうです。薬局実習の開始や私立の薬学部の一般受験の時期も重なっていていろいろ慌ただしい状況です。
昔は大学の薬学部も40校ぐらいしかなかったのですが、今は何と72校にもなっています。前回の受験者数ですが1万4千人が実際に受験して70%の1万人弱が合格しています。私立の薬学部は年間の授業料の平均が200万円と他の学部より高いのも特徴です。また6年制になっているので卒業までには学費だけで1200万円も掛かってしまう計算になります。国家試験に合格しなければもちろん薬剤師の資格を得ることはできないので皆必死になって国家試験合格を目指すことになります。

薬学部で何を学ぶのか?
私の頃のような古い薬学部(4年制)は基礎科学(化学 物理 生物)の基礎をまんべんなく学んだあとに分析や解剖など実験をひたすら行う感じでした。選択必修科目が多いので欠席したりすると単位を落として留年することもしばしば。これは6年制に代わってもあまり変わらないでしょう。6年制の特徴は医療薬学的なカリキュラムを増やしているということや、大学外の薬局や病院で半年学ぶということが大きな変化です。

薬学部・薬剤師の未来
現在の一般的な薬剤師の置かれている立場は6年制の薬学部で学んだ人から見ると、あまり魅力的では無いと見えることもあります。そのようなギャップの解消が課題でもありますが、処方支援やセルフメディケーションの推進など一歩一歩クリアしていくことで達成するという喜びもあると思います。どうぞ薬剤師・薬学生にご興味を持っていただき、実習生が薬局で学んでいる姿を見かけたら暖かい声を掛けて頂きたくどうぞよろしくお願いします。

                               武蔵野大学 薬学部 講師 水 八寿裕

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