💊 薬剤師が教える身になるミニコラム 💊
2024/11/13
💊 薬剤師が教える身になるミニコラム 💊
「肺炎」
その② 肺炎の原因と種類およびその症状
原因によっていくつか分類が出来ます
・細菌・ウイルス性肺炎
細菌やウイルスが肺に感染して急性症状が出るもの。38℃以上の発熱や強い咳が3~4日続き軽減しません。また黄色や緑色の膿のような痰が出ます。息苦しさや胸の痛みも出ます。
・アレルギー性肺炎
冬にかぎらず毎年同じ季節にせきが長引く場合、アレルギーによる肺炎の可能性があります。アレルギー性の肺炎は、正式には「過敏性肺炎」と言い、非常に小さい物質を吸い込むことで起こります。
原因となることがある物質はさまざまですが、最も多いのが鳥のフンや羽毛についている「ブルーム」というとても小さなたんぱく質。次に多いのが「トリコスポロン」という白カビで、浴室の木の部分など、室内の湿気の多い場所に、夏に生えやすいカビです。
・間質性肺炎
呼吸困難や痰を伴わない咳などの自覚症状があって、受診して見つかるケースが多いとされるのが、「間質性肺炎」です。
肺には、空気の通り道である気管支があり、それが枝分かれして「肺胞」という袋状の組織につながっています。この肺胞の壁のことを「間質」といいます。一般の肺炎は、肺胞の内部に細菌などが感染することで起こりますが、間質性肺炎はこの間質に炎症が起こります。
間質性肺炎の原因は、じん肺、薬剤性、膠原(こうげん)病、過敏性、ウイルス性などさまざまありますが、原因不明のものも多くみられます。この原因がわからない間質性肺炎を、「特発性間質性肺炎」といいます。
・誤嚥(ごえん)性肺炎
食べ物や唾液などが、本来は口から食道へと送られるものが、誤って気道に入り込んでしまうことを「誤えん」といいます。誤えんした際に、口の中やのどにいる細菌やウイルスが食べ物や唾液と一緒に気管から肺に入ると、誤えん性肺炎が起こります。誤えん性肺炎は、65歳以上の高齢者に起こる肺炎の多くを占めています。
発熱や咳のような症状が出ないことも多く見逃されがちです。
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