睡眠とカフェインの相関は？薬剤師が教える効果的な摂取方法

身近な刺激物質であるカフェインは、コーヒーや茶葉などに含まれる食品成分です。

他にもエナジードリンクなどの清涼飲料水や栄養ドリンクなどにも含まれています。摂取することにより、覚醒作用や気分の高揚、注意・集中力の向上などの効果が得られます。しかし、適切な量やタイミングを熟知しないまま摂取すると、睡眠に悪影響を及ぼすことがあります。 

カフェインの効果は個人差があります。体内にとどまっている時間が長いため夕方以降に摂取した場合にはなかなか寝付けなかったり、不安感やイライラが増幅されたりすることもあります。過剰摂取や個人差などにより、睡眠の質・量が低下することがあるため、睡眠前のカフェインの摂取は控えるようにしましょう。 

コーヒー・炭酸飲料やエナジードリンク以外にも、薬剤師や医師の指示の下で片頭痛の治療薬として処方されることがあります。これらの製品は、摂取量や摂取する時間帯に注意し、適切な付き合い方をすることが大切です。市販されている頭痛薬の中にもカフェインが配合されているものもあるので注意しましょう。

カフェインの過剰摂取により健康リスクが高まるおそれもあるので、効果と摂取量を正しく理解し、賢く付き合っていきましょう。

困った時はかかりつけの薬剤師に相談してみてください。