💊 薬剤師が教える身になるミニコラム 💊
2024/11/27
💊 薬剤師が教える身になるミニコラム 💊
「肺炎」
その④肺炎の治療
治療の基本は、安静、保温、そして水分補給ですが、そのほか対症療法と原因療法を行います。
対症療法とは、症状を緩和させる治療法であり、咳止め(厳密には、痰の排出を促進させる薬が多い)や解熱剤などを使用します。
原因療法とは肺炎の原因となった細菌やウイルスなどを退治する治療です。細菌性肺炎やマイコプラズマ肺炎に対して、抗生物質を使います(マイコプラズマ肺炎にはペニシリンやセフェム系抗生物質は効きません。別の種類を使用します)。
ウイルス性肺炎には抗ウイルス剤(インフルエンザなど、まだ極々一部のウイルスにしか効果がありません)を使用します。これは、入院治療も外来での治療も基本は同じです。入院した場合は、点滴で十分な水分補給を行い、同時に点滴から抗生物質を投与したりします。
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