《プールの塩素》
2024/07/17
《プールの塩素》
〈プールに塩素を入れる理由〉
不特定多数が利用するプール(学校、スクール、ジムなど)では、清潔な状態を維持するために、消毒を行い、持ち込まれた病原菌の殺菌または減少を行う必要があります。
消毒の方法としては、塩素処理のほかにもオゾン処理、紫外線処理、二酸化塩素処理などがありますが、残留性や効果の面などから、塩素処理が広く使われています。
塩素としては、次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カルシウムなどが使われ、残留性を期待するものの、水中の塩素は有機物や紫外線、水温によっても分解・消費されるため、連続注入装置等を用いて水質基準にある塩素濃度(遊泳用プール水の場合、0.4mg/L以上 、1.0mg/L以下が望ましい) を継続的に維持するように塩素消毒が行われています。
〈プールの塩素の人への影響〉
塩素消毒がされているプールに長時間入っていると、髪の毛が傷んだり、肌荒れの原因にもなる可能性があります。
対策としては、プールから上がったあとにシャワーなどでしっかりと塩素を洗い流すことが大切です。
〈家でのプールにも塩素は必要?〉
その日、数時間、家庭内で使う分には塩素を入れる必要はないと考えられます。
ただし、プール水を数日使いまわす場合や、友人などを招き、不特定多数で使用する場合には、塩素処理を行った方が、細菌などによる感染も防ぎやすくなり、より安全に使うことができます。
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